【60代両親との海外旅行】失敗しないための「5つの鉄則」〜トイレ休憩からホテル選びまで〜

エーテル

こんにちは!エーテルビズトラベラー(@goenjoyabroad)です。
これから「60代の両親をヨーロッパなどの長距離海外旅行に連れていこう」と考えている30〜40代のあなたへ。
今回は「海外に慣れていない両親」と旅行をする際に自分が気をつけているポイントをお伝えします!

慣れない海外で楽しい思い出を作りたい!
目次

はじめに

「親もまだ若いし、大丈夫だろう」 「自分は旅慣れているから、なんとかなるはず」

もしあなたが、これから60代のご両親を連れて海外旅行に行こうとしていて、少しでもこう思っているなら、この記事はきっと役に立ちます。

私はこれまで海外出張を中心に20カ国以上を旅してきました。いろいろなトラブルに巻き込まれ、なんとか生き抜いてきたこともあり、いろいろなことは「ほぼ想定内」と思えるようになってきました。
そんな私が60代の両親を連れて海外旅行(アメリカ・フランス・スペイン・ドイツ・イタリア)へ行って痛感したのは、「親との旅行は、一人旅や友人との旅行とは全く別のゲームである」ということです。

親は口では「元気だ」と言いますが、確実に体力は落ちています。そして慣れない海外での緊張感やストレスは、ご自身の比ではありません。 30代・40代の感覚でスケジュールを詰め込むと、予定外の事態や疲労で険悪なムードになり、せっかくの親孝行が台無し……なんてことにもなりかねません。

今回は、私が実体験から導き出した、60代両親との海外旅行を最高のものにするための「5つの鉄則」をご紹介します。これは精神論ではなく、具体的なアクションプランです。


鉄則1:トイレは「行きたくなくても」行っておく

トイレは思ったよりも少ない!

「見つけたら、行く」 これが親連れ旅行の最大の合言葉です。

日本と違い、イタリアやフランス、スペインなどの海外の観光地(特にヨーロッパ)では公衆トイレが少なかったり、有料だったり、汚かったりすることが日常茶飯事。「行きたくなってから探す」では本当に間に合わないことがあります!

行くタイミングの目安としては、次のような場面では必ず一度トイレに寄るようにしています。

  • ホテル出発時
  • 公衆トイレを発見したとき
  • レストランを出る前
  • 美術館に入った直後と出る直前
  • デパートを見つけた時

そして、海外のトイレは有料で、しかも小銭でしか支払えないことが多いです。
キャッシュレスが進んでいるとはいえ、クレジットカードを使えることもあるのですが、とても稀。クレジットカードは使えないと考えておいたほうが良いです。
両親には必ず小銭を持っておいてもらいましょう!

トイレ利用料の目安:0.5-1.5ユーロ
1ユーロ硬貨を数枚持っておくと安心です

「今はまだ大丈夫」と親が言っても、「次はいつあるか分からないから」と促して連れて行きましょう。また、トイレが不安だからといって水分補給を怠ると体調にもよくありません。
トイレの不安を消すだけで、街歩きの余裕が劇的に変わります。

エーテル

トイレ事情については年齢に関係なく、行けるときに行くが鉄則です。
自分も世界中のあちこちで、なかなかトイレが見つからず、悶えながら探し回った経験があります!笑
Googleマップで”WC”や”トイレ”と検索しても出てこないこともあるので、目視確認が最強です!

海外での支払いについてはこちらもお読みください

鉄則2:移動手段は「楽」と「思い出」に課金する

海外での移動も「そこでしか出来ない経験」です

60代の両親との海外旅行では、空港からホテルまでの移動手段選びがとても大事です。
日本ではなんてことのない電車移動も、海外では重いスーツケースを持って階段を上り下りしたり、乗り換えが多かったりして、高齢の親には負担が大きくなります。

ここは一つの「お金のかけどころ」です。
若い頃の貧乏旅行なら、重いスーツケースを持って地下鉄の階段を上り下りするのも思い出ですが、60代にとってそれはただの「苦行」です。なにより、膝や腰を痛めてしまっては、旅行続行が不可能になります。

自分だけだと選択肢にも入らないかもしれませんが、以下のようなことを是非検討してみてください。

  • 空港からは電車ではなく、空港送迎サービスやホテル直行のタクシー(ライドシェア含む)を手配する
  • ヴェネツィアのような特殊な場所では、迷わず水上タクシーを使う

例えば今回のイタリア旅では、ヴェネツィア空港からホテルまで水上タクシーを利用しました。
決して安くはありませんでしたが、石畳や橋をスーツケースを持って歩かずに済み、何より「水上タクシーから見える美しい夕日」「ボートで優雅にホテルへ横付け」という体験自体が、両親にとって最高のエンターテインメントになりました。

Googleマップでは徒歩5分と出ていても、実際に現地に行ってみると「想像と違う」ことは少なくありません。
地図には『石畳のデコボコ』や『地下鉄の長い階段』は表示されません。 現地に行ってから絶望しないためにも、お金をかければ「楽」で「良い体験が出来る」のであればそちらを選んでください。

「移動=単なる輸送」ではなく、「移動=体力の温存&アトラクション」と捉えて、ここにはしっかり予算を投じましょう。

鉄則3:60代の両親との海外旅行では、食事の「逃げ道」として日本食を用意する

60代の両親は、海外のこってり料理や硬いパンが続くと胃腸に負担がかかる

とって美味しいけれど油が多いイタリア料理。毎食だと60代にはキツイかも?

60代の両親との海外旅行で、意外と心配なのが「食事が口に合うか」「胃腸をこわさないか」という問題です。
「せっかくの海外旅行だから現地の料理を楽しんでほしい」という気持ちはありつつも、 ヨーロッパのこってりした油・大きすぎるポーション・硬いパンが続くと、高齢の胃腸には負担になりがちです。

そこで、毎食を現地料理にするのではなく、1日1食は日本食や軽めの食事に逃がせるようにしておくことが大切です。

  • 美味しい日本食レストランを事前にリサーチし、予約しておく。
  • スーパーでフルーツやヨーグルトを買って、朝食や軽食にする。
  • 日本からフリーズドライの味噌汁(アマノフーズが最強)やパックご飯(サトウのご飯など)を持参する。
エーテル

ご両親やあなたが料理をすることに抵抗がない場合、キッチン付きホテルやAirbnb(アパートメントタイプの宿)を予約しておくのも一手です。
現地のスーパーで食材を買って簡単な日本食や和風のスープを作るのも、特別な思い出になりますよ!

ちなみに・・・60代の両親との海外旅行では、水選び(硬水か軟水か)も地味に重要です。
スーパーでは「水(ガスなし/英語でStillやNatural/イタリア語だとNaturale)」の確保も忘れずに。硬水が合わない親御さんもいるので、軟水に近い銘柄を探せるとベストです。
日本でおなじみのものでいえば、Volvic(ボルヴィック)。イタリアではあまり見かけなかったので、Sant’Annaという青いラベルの水を飲んでいました。

    「現地の食事、ちょっと疲れたな」「今日は日本食が食べたいな」と親が言い出しやすい雰囲気を作っておくこと。そして、念の為使い慣れた胃腸薬を持参しておくこと。
    それが、60代のご両親との海外旅行を最後まで元気に楽しんでもらうための、“食事プランナー”としての優しさです。

    以下、海外出張向けですが常備薬など持ち物に関する情報も書いています!

    鉄則4:宿は「安心」を買う(4つ星以上 or 高評価Airbnb)

    ホテル選びも優先順位が違います

    60代の両親との海外旅行のホテル選びで、「寝るだけの場所だから安くていい」という考え方は、正直いって若者向けです。
    シニア層にとってホテルは、慣れない海外の緊張から解放されて、靴を脱いで完全にリラックスできる“聖域”
    ここでしっかり休めるかどうかが、翌日の体力や旅行全体の満足度を大きく左右します。

    慣れない海外の緊張感から解放される場所が、目的地から遠すぎたり、うるさかったり、お湯が出なかったり水圧が弱かったりしては、翌日の体力が回復しません。

    高齢の両親との海外旅行では、「トラブルの確率」をお金で下げるホテル選びを

    エーテル

    私が両親との旅行で宿を選ぶ際の基準は明確です。

    「ホテルなら4つ星以上」
    「Airbnbならスーパーホストかつ高評価」

    これは贅沢をしたいわけではなく、トラブルを回避するための保険です。

    条件を満たす中でも、以下の点を必ずチェックするようにしています。

    60代の両親との海外旅行でホテルを選ぶときのチェックリスト

    • エレベーターの有無: ヨーロッパの古い建物(プチホテルやAirbnb)にはエレベーターがないことも多く、スーツケース+60代の両親には3階でもかなりハード。エレベーター付きのホテル・アパートメントを選びます。
    • バスタブ(浴槽)の有無: シャワーだけでは疲れが取れません。予約時にリクエストを送るか、バスタブ確約の部屋を選びましょう。現地で「入浴剤」を入れて浸かるのが、翌日への最強の回復薬です。
    • 立地(駅近・タクシー乗り場の前): 電車を使うのであれば、駅から徒歩10分より、少し高くても徒歩1分。(ただし観光地の中央駅周辺は治安の懸念が多いため要注意!)またはタクシーが横付けできる場所を選びます。

    予約サイト(Booking.comやExpedia)の口コミ欄で「お湯(Hot water)」「騒音(Noise)」と検索し、ネガティブな投稿がないか確認するのが鉄則です。星の数より、日本人の辛口レビューが一番信用できます。

    Airbnbならスーパーホストかつ高評価、そしてホストと同居しない「まるまる貸切」タイプを選ぶと、プライバシーが守られて親も安心します。

    Airbnbの選び方の記事も書いています!

    鉄則5:スケジュールは「ホテル休憩」ありきで組む

    カフェでエスプレッソ休憩も良いですが、靴を脱げるホテル休憩が最強です!

    60代の両親とのヨーロッパなど長距離の海外旅行では、“詰め込みすぎの1日観光スケジュール”は体力的にかなりきついです。

    「せっかく来たのだから、朝から晩まで観光したい!」 その気持ちは分かります。
    ガイドブックに載っている「1日プラン」。朝9時にホテルを出て、夜21時まで出ずっぱり……とっても楽しそうで盛りだくさんのそんなプラン、60代にとっては絶対にNGなスケジュールです。
    旅の後半にもなってくると、30-40代のあなたにもNGになってきます!笑

    時差ボケ・石畳の歩き疲れ・慣れない食事での胃腸への負担・・・夕方にはあなたと親の口数が減り、表情が険しくなっていくのが目に見えています。機嫌が悪くなって喧嘩をしてしまっては、楽しい夕食の時間が台無しです。

    魔法の時間割「ランチ後のシエスタ」:一度ホテルに戻る1日観光モデルコース

    私がおすすめするのは、「ランチのあと一度ホテルに戻る」スケジュールです!

    スケジュール例

    1. 09:00〜13:00 観光&ランチ
    2. 13:00〜15:00 一度ホテルに戻る(ここが重要!)
    3. 15:00〜18:00 再び観光・カフェで休憩など
    4. 19:00〜    ディナー
    エーテル

    ヨーロッパ(特に南欧)はディナーの開始時間が遅く、19:30オープンの店も多いです。「開店と同時に予約」を入れるのが、静かで提供も早く、親にとっても一番楽な攻略法です。

    この2時間の休憩で、シャワーを浴びてスッキリしたり、ベッドで仮眠を取ったりするだけで、体力は劇的に回復します。 「良いホテル(鉄則4)」を取ったのは、この休憩時間を快適に過ごすためでもあります。

    観光地の予約状況によっては夕方に一度戻ってディナーまで休憩というプランもあり。
    「詰め込みすぎない勇気」を持って、夕食時の親の笑顔を守りましょう。


    まとめ:親孝行旅行は「段取り」が9割

    ヴェネツィアの水上タクシーからの夕景。立派になったあなたとの親孝行旅行は、一生物の宝物です。

    今回ご紹介した「5つの鉄則」は、私が実際に失敗しそうになりながら、あるいは実践して「やってよかった!」と心から思ったことばかりです。改めて、60代両親との海外旅行で失敗しないための「5つの鉄則」を振り返ります。

    60代の両親とのヨーロッパなど長距離の海外・親孝行旅行は、無理をさせない配慮と、先回りの段取り(マネジメント)が成功の鍵を握っています。

    1. トイレ:「行きたくなくても」見つけたら行く(ヨーロッパなど海外は有料&小銭制が多い)
    2. 移動:「楽」と「思い出」にお金をかける(水上タクシー・空港送迎サービスなど)
    3. 食事:「日本食」という逃げ道を用意しておく(フリーズドライ味噌汁・パックご飯持参)
    4. 宿:「安心」を買う(4つ星以上・エレベーター&バスタブ付きホテルや高評価Airbnb)
    5. スケジュール:午後に「ホテル休憩」を入れて回復する(ランチ後シエスタが基本)

    これから親孝行旅行を計画されている方は、ぜひこのルールを頭の片隅に入れてプランを立ててみてください。きっと、「連れてきてくれてありがとう」と言ってもらえる、素敵な旅になるはずです。

    次回予告:60代はフィレンツェやバチカンの「ドゥオーモ」に登れるのか?

    さて、基本ルールが分かったところで気になるのが、具体的な観光スポットです。 イタリアといえば「ドゥオーモ(大聖堂)のクーポラ登り」が有名ですが、あれはエレベーターがないことも多く、若者でも息が切れる過酷な場所です。

    次回は、「エレベーターはある?60代の足腰で、バチカンやフィレンツェの階段地獄は攻略できるのか?」という、ガイドブックには載っていないリアルな検証レポートをお届けします!

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