
こんにちは!エーテルビズトラベラー(@goenjoyabroad)です!
イタリア旅行中に、まさかの全土でストライキ発生!
予約していたItalo(イタロ)で列車が運休!
実際に現地で対応した体験をもとに、保証便(Guaranteed Train)の探し方・返金手続き・再予約の注意点を詳しく解説します。
これから旅行予定の方も、トラブル時の備えにぜひ読んでください。
- ストライキ=全部の電車がキャンセルになるわけではない。諦める必要はない!
- まずは移動手段の確保が重要。第一優先は予約している会社の窓口で変更!
- 窓口に行けない場合、まずは同日のチケットをウェブで新規予約することも選択肢の一つ!
Italoの予約・チケット購入・体験談はこちらの記事もチェック!




Italoストライキ発生!どのようにストライキ情報をゲットする!?
ヴェネツィア・サンタルチア駅の電光掲示板。この日はItalo/Trenitalia複数便が運休に。
ヴェネチアに到着し、ホテルにチェックインをしていたところ「予約がありませんが?」というとんでもないトラブルに巻き込まれ、フロントで対応を待っていたところあるインド人カップルがフロントの人に話しかけている声が聞こえてきました。
インド人カップルのお一人「2日後イタリアで大規模ストライキがあるみたいなんだけど、電車動かなかったら延泊できますか?」



ストライキ!?
その日、Italoでフィレンツェに行く予定なんですけど!?
ヨーロッパで数年生活していた経験から、イタリアは交通ストライキが日常茶飯事なことは知っていました。
しかも平均すると月2-3回あるというなかなかの頻度。
「ついに来たかー!」という感じでした。
あとから振り返ると、「Italoからのメールなどの通知」や「たびレジでのストライキ注意喚起」などを受け取ることはなかったですし、そもそもItaloウェブサイトでチケットを見ても「キャンセル」などの情報もまったくありませんでした。もしこのインド人カップルの情報を耳にしていなければ、この情報を取れなかった可能性大です!
当日までストライキ情報を知らず、駅に行って初めてストライキを知ったことを想像すると・・・ラッキーでした。
この経験から、イタリアに旅行される方は、ItaloウェブサイトやSNSを注意深く確認・検索をして交通ストライキ情報にアンテナを広げておくことを本当におすすめします!
ストライキ時にどう動いたか(保証便・再予約)


1.まずは自分の電車がストライキ対象なのかを確認
まず確認したのは「自分の予約しているItaloの電車はストライキでキャンセルになっているのか?」ということ。
ウェブサイトでチケットを見ても、何も書いていません。


該当の電車のチケットを見てみると、そもそもまだ販売している!
これではストライキでキャンセルされていないようにしか思えません。
イタロのウェブサイトのトップページで情報発見!
Italoのウェブサイトトップページに、「ストライキのお知らせ」があり、そこに「保証電車の案内」という情報がありました。上に貼り付けているものです。
(ちなみにスマホのブラウザGoogle Chromeではウェブサイトを翻訳してくれる機能がありますので、イタリア語や英語ができなくても日本語に翻訳してくれますので安心です。是非ご活用ください!!)
「イタリア全土で交通ストライキ」とは言っても「全ての電車が止まる」というわけではないようで、運行を保証するものもあるということが分かりました。
その電車には、表の一番右に「GARANTITO」と書いています。イタリア語で「保証」という意味ですね。


さっそく自分が予約した電車Italo 8925を確認。保証されてない!!
2.代わりの電車を予約
最悪なパターンは「次の目的地にいけないこと」だと考え、まずは移動手段の確保を最優先。
ホテルが駅の近くだったため、Venezia Santa Lucia駅にあるItaloオフィスへ。


ホテル予約できていない問題で時間がかかり、20:00までの営業時間に間に合わず!!
翌日の朝まで待とうかと思いましたが、慎重派としては最悪の事態である「移動手段が確保できていない」という状況をこの日のうちに解決しておきたい・・・
ということで、Italoウェブサイトで「保証便」と確認できた電車をネットで予約をすることにしました。


事前に日本で予約した際には31.90ユーロで予約できたチケット。直前になっていることもあり、ビジネスクラスは通常価格の69.90ユーロのみ・・・
しかしここでケチることで移動に支障が出てはいけないと判断し、予約完了。
なんとか移動方法を確保し、安心して睡眠につくことができました。
ホテルの予約ができていない、全面ストライキ。イタリア到着初日としては盛り沢山すぎるウェルカムメッセージでした。
3.翌朝、再びItaloオフィスへ


もともと買っていたチケットについては72時間前までしかキャンセルの出来ないチケットでしたのでそのままにしており、翌朝Italoオフィスに行きました。
チケットを見せて「ストライキだからキャンセルがしたい」と伝えたところ、係員の方が保証便であるかどうかを確認してくれました。
事前確認通り保証便になっておらずストライキの影響を受けるとのことで、無料で別の電車に振り替えてくれることに。昨夜予約したのと同じ電車を予約してもらいました。
昨夜予約した電車については保証の対象外とのこと。規定に則って20%のキャンセル料を支払ってチケットの払い戻しをしてもらいました。
これについては「確実に移動手段を確保する」ということを優先して予約を決断したので、想定の範囲内でした。
やり取りは全て英語で大丈夫でした。とても親切でわかりやすい対応でした。


お客様各位
ご予約のチケットは、キャンセル料 37.80ユーロ を差し引いたうえで取り消しが確定いたしました。
返金がある場合は、キャンセル時に選択された支払い方法(例:クレジットカードまたはItaloウォレット)へ、手続きから30日以内に返金されます。
このキャンセル料には、購入済みの返金オプションや返金不可のオプション料金が含まれています。



仕方ないとはいえ、188.7ユーロのチケットに対して、37.80ユーロをキャンセル料として支払いました。
クレジットカードには即日返金がありました。
6,840円の勉強代になりました。
ストライキ時の教訓と今後の対策。どうするのがベストだったか?
- まずは窓口へ行くのが一番。ストライキが原因のキャンセルには無償で対応してくれます。
- 電車の本数が極端に少なくなっている可能性もあり、チケットがなくなるリスクを意識すること。早め早めの行動と決断を!
- 駅が遠いなどで窓口に行けない場合、今回の自分のようにまずは同日のチケットを確保することも視野に。キャンセル料は無駄になりますが、もし同じ日のチケットが取れない場合には出発地のホテルの延泊や到着地のホテルの調整など、より多くのお金と時間がかかる可能性があります。
とにかく、イタリアだけではなくヨーロッパではストライキ文化は日常茶飯事。
外国人である我々にとっては緊急事態ですが、現地の人たちはとても慣れていて、大きな混乱を感じることはありませんでした。皆さんとても親切に対応してくれてイタリアの暖かさを感じる事のできるイベントでもありました。
今回は到着日の出来事でしたが、運悪くトラブルに遭遇しても旅は続きます。
柔軟に、楽しみながら旅を続けることも大切です。
よくある質問(FAQ)
- Italoストライキ情報はどこで確認できますか?
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公式サイトが一番です。念の為ホテルにチェックインした際に聞いてみるのもアリ。公式も含めてSNSにはあまり情報がなかったです。
- ストライキでも運行する列車はありますか?
-
一部の便は“Guaranteed Trains(保証便)”として運行されます。ストライキでも予約している電車は動く可能性アリ。ストライキだからといって当日移動を諦める必要もなし。
- 返金は必ず受けられますか?
-
ストライキが原因であれば、無料で振替電車に予約変更してくれます。
まとめ
イタリアの鉄道ストライキは年に数回発生しますが、保証便の仕組みを知っていれば安心して旅を続けられます。
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