
みなさんこんにちは!
エーテルビズトラベラー(@goenjoyabroad)です。
20カ国、数十回も旅をしているとトラブルも発生します。
この記事では、苦労してなんとか解決した、パリ シャルル・ド・ゴール国際空港でのスマホ紛失から回収までの経験をお伝えします。
困った状態でここにたどり着いたあなたに届け!冒頭まとめ
CDG空港でスマホをなくしたら?
私が経験した流れは以下通りです!
- まず空港の「Baggage Service(SBA)」へ相談
- Troov(オンライン忘れ物検索)にも登録
- 必要書類:パスポート/搭乗券
- 受取場所は制限エリア内のこともある → 職員呼び出し必須





諦めず行動すれば、返却の可能性は高いと思って行動しました!そして、本当に返ってきました!
トラブルは突然やってくる
「あれ…?スマホがない。」
日本からの出張で乗り継ぎ地のフランクフルトからパリに到着したその夜、私はCDG空港で社用のiPhoneを紛失していることに気づきました。
ここから始まるのは、制限エリアの奥でスマホを取り戻すまでのドタバタ劇です。
事の顛末:どのように行動し、どのように回収した?
どこで紛失に気づいたか?
2月末の少し寒い日。
日本から出発して約17時間、パリに到着後飛行機を降りて預け荷物を受け取るために受取エリアへ。上司と一緒だったので軽く会話をしながら私用のスマホをWiFiに接続。「移動中に来ていたメールチェックでもしようか」と社用スマホも設定しようとするも、いつも入れているパンツのポケットにない。カバンにもない。上着のポケットにもない。



うん。スマホなくした。
このとき、落ち着いていました。まず慌てても仕方ないこと、さらにフランスが初めての上司がいること。
到着が夜23時頃の便で疲れ果てているし、疲れを取りたい・・・
翌日が休日であることから、最低限の行動だけしておこうと考えました。



よし!明日の自分に期待しよう!
その日はUberでホテルに向かい、夜中0:00を過ぎて到着。
ひとまず寝ました。
海外でトラブルに遭遇したときは・・・
慌てない
状況を整理する
出来ることから落ち着いて行動する
これに限ります。
翌日は朝から空港へ!=SBAカウンターに相談 & Troovに登録!
パリ市内から空港へ




翌日は落とし物が届いていることを祈って、ホテルから電車(RER B線)で空港へ。
RERは治安が悪いパリ郊外を通るという情報もあったので少し心配でしたが、自分が乗った際には特に危険は感じませんでした。しかし、上の写真でもわかるように「めちゃくちゃ安全」という感じではなかったです。
(ちなみにこの電車、この日に2往復乗ることになります・・・笑)
空港到着後の行動
昨日到着したターミナル1へ到着。インフォメーションカウンターで「昨日スマホをなくしたんだけど、どこに行けば良い?」という相談をして案内されたのが、SBAでした。


SBAはフランスの空港を拠点として、紛失管理サービスを提供する会社。カウンターの写真を撮っておらず申し訳ないのですが、そこでiPhoneをなくしたことを相談したところ、「届いていない」とのこと。そこで、電話番号やメールアドレスなどを残しました。
去り際に「ここにも登録しておくといいよ!」と紹介されたのが、TROOV。
SBAの職員の方の対応は、とてもプロフェッショナルでスムーズでした。
忘れ物をしたときに備えて・・・当日実際にどんな情報が必要だった?
- なくしたもの:Smartphone
- ブランド:Apple
- iPhoneのモデル名:iPhone XR
- iPhoneの色:Black
- iPhoneケースの有無
- IMEI:これは分からなかった!
- 壁紙:これも分からなかった!
- 実物の写真:持ってなかった!
みなさんどうですか?
上のような情報、答えられますか?
この経験をして、大事なものの情報や写真は持っておかないと!と強く思いました。
ちなみに・・・私はパリへの機内でiPhoneを触ったかどうかの記憶すらなく、実は出発地のフランクフルト空港の紛失管理サービスにも登録しました。



長旅は集中力や記憶力を鈍らせます!
翌日の午前中、空港で実施したことまとめ
- 到着したターミナルのSBAカウンターに相談
- Troovへの登録
- 念の為、出発空港のLost & Foundにも登録
残念ながら届いてはいなかったものの、とりあえず空港で出来ることはやりました。
また先程のRERで帰路へ・・・
SBAからメールで「スマホ届いた」と連絡が!


電車でパリ市内に戻り、上司と近所のフレンチレストランで軽くランチをしたお会計がEUR 166(約28,000円)となり目玉を飛び出させていたところ、私用スマホに何かの着信が。
”Your phone forgotten on Lufthansa LH1050”→”お前が飛行機に忘れたスマホ”というメールが届いている!
なんと!朝「まだスマホ届いてないよ~」と言っていたSBAが連絡をくれました!
翻訳すると以下の感じ!
このメールを見たときは、めちゃくちゃ安心しました!



よかった~
さっそく「2-3時間で到着します!」という返信をし、本日2回目のRERでパリ市内からシャルル・ド・ゴール空港へ。
スマホ回収への旅はまだまだこれから・・・フランスの真髄をこの先に体験します。
受け取りはどこで出来る?なんと、制限エリアの中!


iPhoneが発見されたという知らせを受けウッキウキでシャルル・ド・ゴール空港に向かい、SBAのBaggage Service Termina1の近くに到着。(フランス語:Service Bagages SBA Terminal 1)
自動ドアに近づくも、開かない。開かない!?


近づいてよく見てみると、”Baggage Serviceで来た人は、用事のある航空会社に連絡してね!”との案内が。



メールをくれたSBAじゃなくて、航空会社・・・
よく分からなかったのですが、とりあえず下のインターホン的なものを操作していると、パリまで乗ってきた航空会社”Lufthanza”を発見。


右下の”CALL”を押し、呼び出し。
出ない。もう一回、”CALL”を押す。出ない。誰も出ない!
いや、日本じゃないからそんな気はしてたけど!!何回やっても出ない!!
近くにいた空港職員の人にヘルプを求めるも「わからない」「中の人に聞いて」などあしらわれ・・・そうだよね、全然関係ない仕事だよね。でもあなたたち、首からかけているバッジで中に入って行ってるよね!?
一緒に連れて行ってくれとは言わない!でも、中にいるはずのSBAの人へ、一言でいいから「悲しい顔の人が外で待っているよ」って声かけてくれない!?
思いは虚しく、何も起こらず、手持ち無沙汰で周りをウロウロ・・・
ていうか、どんどん人減ってる!中に誰もいない!人通りもない!どうして!



地獄・・・?
集団突入&職員の案内で突破
ということで、何もできずに外で待っていると、中東系の人、ヨーロッパ系の人、南米系の人、沢山の人が集まってきました。
「どしたん?」と声を掛けると、みんな中に入りたい様子。
自分と同じくパネルを操作し、それぞれの航空会社に連絡をするも、全く誰も出ない!
自分はわらにもすがる思いで、今いる入口の写真を添付してメールをSBAにメールを送信。
すると・・・
なんと5分くらい経ったときに”INFORMATION”を背中に掲げた職員の方がこのドアから登場!!
我々を中に案内してくれることに!


さっきのメールが功を奏したのかどうか分からないのですが、送って良かった!
誰かもわからない中東のおじさんとハイタッチして謎の絆を深めながら、10数人のお祭り状態で制限エリア内へ集団突入に成功しました!



まさにサバイバル受取!!
カウンターで無事返却!


中に入ればもう勝ち確定。
いつもなら殺伐としているカウンターへの行列も、半端じゃない絆で結ばれた高揚状態の集団においては全く問題なし。
数分待って、いよいよ自分の順番。
以下を提示しました!
- もらったメール
- パスポート
- 乗ってきたフライトの航空券
そしてついに・・・


紛失したiPhoneの回収に成功!



もう二度とこの体験はしたくない!
今回の学び&読者へのTips
結局、連絡があって空港に到着をしたのが14:00頃、スマホを回収できたのが16:00前くらいでした。
スマホはなんと飛行機で座っていた座席の隙間に落ちており、清掃時に発見されたとのこと・・・ズボンのポケットから落ちたんでしょう。全く気づかなかった・・・
この記事で触れている英語についても触れておきます。
まとめ
スマホ紛失は誰にでも起こりうるトラブル。
海外では落とし物が見つかることは少ないと思いますが、自分のように発見につながるパターンもあります。
この記事が、同じように「なくした!どうしよう!」と焦る人の助けになりますように。




コメント