
みなさんこんにちは!
エーテルビズトラベラー(@goenjoyabroad)です。
おそらく多くの皆さんにとって海外出張は特別なものですよね。
20カ国以上に訪問したことがあり、毎年1回以上の海外出張や旅行を10年以上続けている私にとっても、海外出張は特別なものです。
海外出張が決まって、毎回悩むのが「何を持っていけばいいんだっけ?」ということ。
この記事では、自分が使用しているパっと確認できる持ち物一覧を公開します!
海外出張が初めての方へも、慣れている方へも、お役に立てると思います
持ち物以外の大切な準備については、以下の準備編もご覧くださいね!


持ち物一覧
1. 🛂 パスポート・ビザ関係
- パスポート(有効期限6か月以上)
- パスポートコピー/電子版
- ビザ・ESTA・ETIASなど渡航許可
2. 📄 渡航書類・予約情報
- 航空券(紙の控え推奨/スクショでも可)
- ホテル予約控え(紙またはスクショ)
- 現地連絡先リスト(会社・代理店・ホテル・緊急時)
3. 💻 電子機器・通信環境
- パソコン
- スマホ
- 充電セット(充電器・モバイルバッテリー・ケーブル)
- モバイルWi-Fi または 現地SIM
- ノイズキャンセリングヘッドフォン
- 変換プラグ
- テーブルタップ
4. 👔 衣類・靴
- スーツ・シャツなどビジネスウェア
- カジュアル服(移動・オフ用)
- 靴(ビジネス用+移動用)
- ヘアセット用品(ワックス・ジェル・整髪料)
5. 💊 健康管理・衛生
- 常備薬(日本の薬)
- マスク
- リップクリーム
- スリッパ
- 歯ブラシ
- タオル
6. 💳 現金・支払い手段
- クレジットカード
- 現地通貨(初期の交通・軽食用に少額)
パスポート・ビザ関係
パスポート
海外出張の準備では基本中の基本ですね。
絶対に忘れないよう、何度も確認してくださいね!
ビザ
日本のパスポートをお持ちであればビザ不要な国が多いですが、ビザ不要でもアメリカのESTA、2026年開始予定のヨーロッパETIASなどが必要な場合もありますので、必ず出国までに準備しておきましょう!
- リスト渡航国ごとのビザ要件確認
- 取得にかかる期間と費用
渡航書類・予約情報
航空券・ホテル予約控え
日系のJALやANAを使用するぶんにはパスポートだけで大丈夫なケースがほとんどです。
私はオンラインチェックインをしていくのですが、ここ数年はパスポートだけで問題になったことはありません。
しかし、海外の空港や航空会社では、“紙の”eチケットの提示を求められることが稀にあります。
「え?eチケットなのに紙なの?」という疑問を持たずにはいられませんが、念のため持って行くのが確実です。
航空券だけでなく、ホテル予約を紙に印刷して持参することもおすすめします。
この紙が役立つのは、タクシーで行き先を伝える時、電車の乗り方がわからない時、ホテルのチェックインの時、です。
特に現地のタクシードライバーは英語を話せないこともしばしばあります。
そんな時ホテルの予約票にあるホテル名と住所を見せれば確実に到着できます。
ホテルの名前だけをいうと違うホテルに着くこともあります!!
出来るだけ住所が分かるものを準備しておくことをお勧めします。
ただ、予約票には名前など個人情報も入っていると思いますので、
ホテル名と住所だけが見える方がもっと安心かもしれません。
現地連絡先リスト
これは”いざというとき”系のアイテムです。
ひとつ、想像してみてください。



日本を出発して数時間、現地到着!飛行機を降りて、ふとスマホを見ようと思ったが、カバンにもポケットにもない・・・!
実はこれ、ふきだしで話していることからお察しの通り、数年前のフランス・パリでの私の経験です。
連絡先は全部スマホの中。ホテルの名前も住所も思い出せず、真っ青…。
当時は私物スマホ、会社のパソコン、空港の無料WIFIを駆使して、翌日なんとかなくしたスマホを再入手するにいたりましたが、あの時ほど「紙の連絡先リストの大切さ」を痛感したことはありません。
ということで、以下の連絡先は紙でリストとして持っておくことをおすすめします
- 現地オフィス
- 取引先(できれば担当者のモバイル番号も)
- 宿泊先
電子機器・通信環境
PC・スマホ
海外出張に限らず、仕事は準備が重要であることは間違いありません。
移動中も有効に時間を使えます。
パソコン


パソコンは仕事に必須であると思います。
精密機器でもありますので、預け荷物には入れないことをお勧めします。
預け荷物はなくなる恐れもあります!(経験済)
スマホ


スマホについては充電セット、現地での通信手段の確保が重要です。
最近はUSBの口や電源を備える飛行機も多くなってきました。
現地に着いてからも目的地に着くまでスマホは使える状態にしておく方が何かと安心かと思いますので、ぜひ充電のための一式はポーチにでも忍ばせることをお勧めします。
そして、海外出張時の悩みどころでもある通信手段の確保です。
私は基本的にモバイルWIFI派ですが、最近はキャリアが提供する通信や現地SIMカードなど選択肢も広がっています。
いずれにせよ、現地到着とともにインターネットに接続できると仕事の面もそうですが、心理的に大変安心するので必ず用意することをオススメします!
- パソコン
- 充電セット:充電器・モバイルバッテリー・ケーブル
- モバイルWi-Fiまたは現地SIM
周辺機器
便利グッズ系も含めて、自分の経験から「なくてもいいけど、自分は絶対持って行く!」というものも紹介させてください!
ノイズキャンセリングヘッドホン
私がこれをここに入れたのは、その快適性からです。
飛行機の中は思ったよりエンジン音がうるさいです。
長距離路線の楽しみの一つである映画鑑賞も、エンジン音が大きいため結構音量をあげないといけません。
こんな話をしていたら同僚に「ノイズキャンセリングヘッドフォン使ってるよ!」と言われて試しに使ってみたところすごい消音効果でした!エンジン音がほとんど聞こえなくなります!
映画鑑賞も気持ちよくできました。



ノイズキャンセリングヘッドホンはほぼ無線なので、以下のような飛行機内で使えるレシーバーを持っていくと良いですよ!
変換プラグ


こちらも基本ですが、海外はコンセントの形状が違うこともあるため、日本のプラグはそのままではささりません。
形状は国によって違います。初めての海外出張の際は「どれを買ったらいいの!?」状態だと思います。
以下のような際に電源が必要なため、変換プラグは2−3個必要になると思います。
- パソコンの充電
- 携帯の充電
- 髭剃り
- ヘアアイロン
- カメラの充電
私の経験からメジャーどころを紹介します。


- アメリカ:日本と同じA型
- ヨーロッパ:C型
- イギリス:BF型
- 中東:C型かBF型
- インド:B型
上の国以外については、以下のページがよくまとまっていて分かりやすかったです。
海外のコンセント・電源 一覧表
番外編:変圧器は必要?
結論:最近の電子機器ならほぼ大丈夫です!
ほとんどの国では、100-240V対応であれば問題ありません。


↑このように充電器のプラグ等に対応電圧や周波数が書いてありますので、そこをご確認下さい。
周波数は気にしなくても大丈夫です。
社会人になり短期留学していた際、前に部屋に住んでいた方が日本のホットプレートを置いて行っていたので何も考えずに使用したところ、鉄板が真っ赤になって危険な思いをしたことがあります!!
原因は100Vにしか対応していなかったことです。
海外で使われる想定をしていない電化製品もまだまだあるので、絶対に確認して下さいね。
テーブルタップ
上で触れたように、ホテル滞在時には電源が必要になることが多いです。
パソコン、仕事用スマホ、私物スマホ、タブレット、ひげ剃り、などなど・・・
しかし、ホテルで使えるコンセントの数は限られていることが多く、洗面台にあるドライヤー用のコンセントからパソコンを充電することもありました。
そこで最近の海外出張時にはコンセントをいくつかに分けられるものを持参しています。
私は100円ショップで購入した下の写真のようなものを使っていました。


しかし、よくよく本体を見てみると「15A125V」って書いてあるんですよね・・・
確かに使用中に熱くなってるなとは思っていたのですが、運よく事故にならなかっただけで危ないことをしていたんだと気付きました。
ですので、テーブルタップを持って行く時には海外の電圧に対応しているかどうか要確認です!
それさえ気をつければ本当に便利なので、オススメアイテムです。



私は手頃なものから高額なものまでいろいろ試していますが、多くの方には以下の手頃なもので十分だと考えています!
- ノイズキャンセリングヘッドホン
- テーブルタップ
- 変換プラグ
衣類・靴
仕事用
スーツ
最近は日本もカジュアル化が進んでいますが、スーツでお仕事をされる方がまだまだ多いんじゃないかなと思います。
私も初めて出張した際、「海外出張ってスーツってどの程度必要なの??」という疑問がありました。
現在の1−2週間の出張では、ジャケット1−2着、パンツ3−4着にしています。
お勧めはセットアップを1セット、そのジャケットに合うパンツを2−3着ですね。
ジャケットは結構場所を取るのでなるべく1着で行っています。
また、最近はジャケパンスタイル、ジャケットとパンツを別に仕立てるスタイルが一般化してきましたので
ジャケットを減らすためにもそうしています。
Yシャツ
シャツは日数分持って行くことが多いですが、長くなるとホテルのクリーニングを利用することもあります。
もちろん自分で洗濯することもできますが、なるべく仕事に集中したいので、日数分にしています。
下着
下着も同じく日数分用意しています。
下着も簡単に洗濯はできるのですが、同じ理由で日数分持っていきます。
ちなみに、下着の日数とYシャツの日数は違うのでお気を付けください。
例えば日曜日に出発して翌週の日曜日に帰ってくる欧州出張のケースでは、
ですね。現地出発前にシャワーを浴びられる方は+1となります。
何回も経験しているのですが、気づいたら足りないということがあります。
慣れるまでは面倒でもカレンダーを見ながら数えて下さいね。
ベルト
こちらも基本ですがリストですので記載しました。
これも意外と忘れがちなので気を付けて下さいね!!
仕事用の革靴
個人的には忘れがちなアイテムです。
特に荷物の整理も終盤になった頃に思い出すと、スペースがなくて大変な思いをします(笑)気分はテトリスです
靴は生では汚れや崩れもあるので、上のようなケースの使用をお勧めします。
ネクタイ
最近は使わなくなりましたが、クライアントと会う場合は1-2本を丸めてスーツケースに入れています。
国によっては必要のないこともあると思うのでご確認下さい。
ヘアセット用品



海外出張では文化の違う方に初めて会う機会も多いと思います。
見た目の印象というのは大切ですので、身だしなみには気を使いたいですよね。
ワックスやジェルなどは液体類のため、持ち込みに制限があります。
持ち込めないこともないのですが、セキュリティチェックなどが面倒なので私は基本的にはスーツケースに入れます。
これらはスーツケースの中でもジップロック等の密閉できる袋に入れるのが無難です。
一度理由はわかりませんが中身が出て大変なことになりました。
スーツケースにはヘアスプレーなんかも入れられますよ。
注意するとすれば、ガス式のヘアアイロンです。
女性に多いと思いますが、ガスボンベは持ち込みも預け入れもできません。
接続状態だと1つまでOKというケースが多いと思います。
- スーツ
- Yシャツ
- 下着
- ベルト
- 革靴
- ネクタイ
- ヘアセット用品
カジュアル用
仕事の後、土日、移動などで私服を使うと思います。
私服なので基本的にはなんでもいいです。
あまり豪華すぎる服は悪い意味で目立ってしまうのでよくないかもしれません。
一つだけ考えるとすれば海外出張には会社の役員等目上の方が来られるケースもあると思います。
その可能性があれば、そういった方に食事に誘われても失礼のない服装を準備しておくのがいいですね。
若かりし日の私はそれを知らず、7部丈のパンツしか持って行かなかったことがあり、あとで上司に陰で注意されました。
今時私服がどうこうという人も少ないとは思いますが、そのような場合はビジネスカジュアルで行くこともマナーのひとつかなと思います。
また、東アジアやアフリカなど蚊からの感染のリスクがある場合は長袖長ズボンなどを考慮する方がいいですね。
- 移動用の服
- ビジネスカジュアル
- 軽い靴
健康管理アイテム
常備薬





海外出張は体調管理が重要です!
時差、気候の変化、ベッド、空調、食べ物、水、緊張、など・・・体調を乱す要素は満載です。
私が持参しているのは以下の薬です。
- 痛み止め
- 整腸薬
- 目薬
- 喉の薬
もちろん現地でも手に入るのですが、薬が欲しい時に薬局に行けるとは限りません。
スーツケースではなく機内持ち込みでもいいと思いますが、どちらにせよ持って行くことをお勧めします。
衛生用品



機内で大切なのは、乾燥対策!
マスク
乾燥対策といえば言うまでもなくマスクですね。
皆さんお気に入りのマスクを持ち込んでもらえればと思うのですが、私は最近ハーブの香りがするマスクを使用しています。
いい香りでリラックス出来るんです。
もし良かったら是非試してみてください!
リップクリーム
解説不要の乾燥対策マストアイテムですね!
これもあなたのお気に入りを持ち込んでいただければと思います。
強いてコメントをするとすれば、万が一落としてしまった時に転がっていかない形状のものを・・・と言うことでしょうか。
私は普通の円柱状のものを使っていますが、一度離陸上昇中に落としてしまい無残にも後方座席に転がって行ってしまったことがあります。(笑)
スリッパ
ビジネスやプレミアムエコノミーでは全員にくれるのですが、エコノミーではほとんどもらえません。
そもそも動きやすい靴で行くのが前提なのですが、靴を履いているのと脱いでいるのでは、私は圧倒的に脱いでいる方が楽です。
裸足でもいいのですが、機内って土足ですし思ったより汚れています。
ですので、本当に安いものでいいですので機内で履き替えられるものを持ち込むことをお勧めします。
歯ブラシ
長距離路線では睡眠をすることが多く、私はその前後に歯磨きをします。
スッキリできるのでお勧めですよ。
最近は頼めばもらえることも多いですが、外国の歯ブラシは合わないことが多く私は持ち込むようにしています。
毛束の部分が異様に大きくて密度が低かったりするんですよね。
注意点としては、歯磨き粉は液体物に当たるため、密封できるように準備していてください。
私はコンビニ等で売っているトラベルパックのようなものを使っていますが、それで止められたことはありません。
タオル
特にコメントも必要なさそうですが、タオルです。
私が特に持ってて良かった、と思ったのは離陸後1時間くらいにコーヒーをこぼしてしまった時です(笑)
- マスク
- リップクリーム
- スリッパ
- 歯ブラシ
現金・支払い手段
クレジットカード


最近は日本国内でもクレジットのタッチ決済がどこでも使えるようになって来ましたよね。
海外でも国によりますが、クレジットカードが便利です。
レートの面でも、セキュリティーの面でも、クレジットカードの使用をお勧めします。
カードが使えれば現金が足りなくても大丈夫です。
タクシーもカードが使える国が多いように感じています。
この話をしていると、“スキミング”は大丈夫なの?と心配される方が多いです。
結論から言うと、「リスクあり」です。
幸いにも私は被害にあったことはありませんが、同僚に聞いてみると身に覚えのない請求を経験している方も数人いました。
しかし、皆さんカード会社からの連絡があって気づいたそうで、金銭的な被害にはあっていません。
おそらくシステムが我々の行動を分析しており、何かおかしな支払いがあったら検出できるんだと思います。
ですので、絶対に安心とは言えませんが、無くしたら終わりの現金よりも、クレジットカードをお勧めします。
現金
家から空港までの交通費、必要であれば現地空港からホテルや会社までの交通費ですね。
加えて空港での食事や手土産を購入される方はその分を入れて下さい。
金額ですが、私は日本円1万円程度、現地通貨1万円分程度、アメリカドルを100ドル持っています。
最初はもう少し持っていたのですが、何度も出張するうちにこのくらいに落ち着きました。
現地通貨は海外キャッシングで現地で引き出し帰国後すぐの返却が簡単でレートもいいのですが、
到着した現地空港でそれができない可能性もあります。
ですので、最低でもタクシーに乗ってホテルに行けるくらいの金額として1万円程度になりました。
ただ、目的地によってはもう少し必要な可能性もあるので、できれば現地社員や経験者に確認することをお勧めします。
まとめ
海外出張の持ち物は、パスポートやビザといった渡航書類、パソコンやスマホ、充電器やモバイルバッテリーなどの電子機器、さらにスーツやヘアセット用品、薬やマスクといった健康管理アイテムまで多岐にわたります。
今回の 海外出張 持ち物チェックリスト を活用すれば、忘れ物を防げます。特にホテル予約情報や現地連絡先リストは、トラブル時に必ず役立つのでぜひ検討をしてみてください!
また、長時間フライトを快適にするためにノイズキャンセリングヘッドフォンやスリッパ、リップクリームなどのグッズもあると安心です。こうした細かい工夫が、現地での仕事のパフォーマンスを大きく左右します。
出張の成功は 事前準備 で決まります。
このチェックリストを基に自分の出張スタイルに合わせてカスタマイズし、安心・快適な海外出張を実現してください。
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