海外出張前にまずはチェック!確認したい6の準備・31の持ち物リスト
2019/01/28
みなさんこんにちは、July(@July_goenjoy)です。
海外出張が決まって準備中の方、「何を準備すればいいんだろう?」とお悩みではありませんか?
私も最初は何をすればいいか分からず、会社の先輩やインターネットで情報を収集しながら準備をしていました。
しかし結局現地で「明日履くパンツがない!ノーパンで仕事!?」と途方にくれたり、「こんな重いものを日本から持ってきて使わずに帰るのか・・・」という脱力感を味わったりと、悔しい経験を何度もしました。
皆さんには、「ノーパンで仕事」という日本でも難易度の高いチャレンジを海外でして欲しくありません。
そこで、このページでは合計20カ国以上に出張した経験から、皆さんに本来の目的である仕事に集中してもらうために、あなたにかわって海外出張に必要なものをリストアップしました。
海外出張前 基本準備 チェックリスト
- パスポート期限
- ビザ (国による)
- 旅程・スケジュール
- 出張で達成したい目的
- 航空券
- ホテル
基本的にはこの6つが確認できれば、最低限行って、仕事して、帰って来れます。
それぞれの内容については後ほどコメントしますので、まずはチェックリストとして使ってくださればと思います。
海外出張前 持ち物 チェックリスト
海外出張時の持ち物チェックリストは、用途に分けて3つに分類しました。
- パスケースの中:チェックイン→出国→入国→ホテル到着 までに必要なもの
- 機内持込バッグの中:チェックイン後、主に機内で必要となるもの
- スーツケースの中:現地到着後に使用するもの
パスケースの中
- パスポート
- お金
- 航空券eチケットのコピー
- 旅程表のコピー
- ホテルの予約確認のコピー
- ペン
- クレジットカード
海外出張ではパスケースはホテルに着くまで重要なアイテムです。
ぜひ使ってみてください!
機内持込バッグの中
- マスク
- リップクリーム
- ペットボトルの水(買うタイミングに注意!)
- アメかガム
- ネックピロー(J型がオススメ!!)
- スリッパ
- 歯ブラシ
- タオル
- 充電セット
- パソコン
- ノイズキャンセルヘッドフォン(必須ではないですが本当にオススメ)
飛行機の中は乾燥との戦いです!!
長時間になればなるほどケアが大切ですので乾燥対策には気をつけています。
スーツケースの中
- スーツ ジャケット(1−2着)
- スーツ パンツ(3−4着)
- Yシャツ (日数分)
- 下着(日数分)
- ベルト
- 仕事用の革靴
- ネクタイ
- ヘアセット用品
- 私服(必要分)
- 変換プラグ(2−3個)
- テーブルタップ(とっても便利ですが電圧の違いに注意!)
- 日本の薬
- 現地のガイドブック
私は基本的にスーツで仕事をするので、スーツケースの中にはスーツです。
個人的にこの中で忘れがちなのは「革靴」です。
一度本当に忘れたことがあり、運良くそれっぽく見えた私用の革のブーツで2週間乗り切りました。
さて、ここまではリスト形式で海外出張前の準備、持ち物を紹介しました。
是非リストとして使ってください!
もし「これは必要?」「何に使うの?」という疑問がある方は読み応えある長文になってしまったのですが以下を読んでみて下さい。
それでは、それぞれのアイテムについての詳細に入っていきたいと思います。
海外出張前 基本準備の詳細
1. パスポート期限
基本中の基本、だからこそ最初にしました。
入国時の「残存期限」に注意してください。
目安としては3〜6ヶ月ですが、必ず各国大使館や総領事館で確認してくださいね。
ご参考:外務省ホームページ
http://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/pss/page22_002273.html
ご参考:国別一覧 (旅行会社のサイトです)
http://tour.bigs.jp/doc_page/58/
例えば、チェコでは入国時に6ヶ月以上の残存期限が必要です。
1月1日に入国したとすると、3月末日までの有効期限ですね。
2. ビザ (国による)
こちらも基本となります。
ビザとは日本語でいうと査証、その国に入るための許可証のようなものです。
「パスポートがあれば外国にいける」と勘違いしてしまいそうですが、ビザも重要です。
ビザは入国審査のスタンプでいい国、到着空港で申請する国、事前に取得が必要な国、といろいろあります。
こちらも、詳しくは渡航先の大使館・総領事館での確認をお勧めします。
ご参考:外務省ホームページ
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/visa/
少し脱線しますが、海外で働いて初めて気付くのは、「日本のパスポートの強さ」です。
例えばアラブ首長国連邦、ドバイに行くとします。(ドバイ、いいところですよ)
日本人であれば、パスポートを持って飛行機に乗り、空港に着くと入国審査に向かい、そこでパスポートにスタンプをもらう、すなわちビザがもらえます。
一方、ビザの到着時取得が認められていない国の人の場合はどうでしょう?
ドバイに向かう前に、自国内でアラブ首長国連邦大使館に行き、ビザを申請し、ようやく許可が出て飛行機で向かいます。
しかし、到着後も入国審査のために印刷してきた紙を提出し、そこで審査をパスして初めて入国できるのです。
実は、こういった国はドバイだけではありません。
日本のパスポートで事前ビザ取得が必要ない国は2017年の段階で155カ国!!もあります。
これは世界でも4位の国の一つであり、日本のパスポートの強さを表す指標の一つですね。
あなたが海外出張に行くと、このようなことに気づくと思います。
こういった時、自分が日本人であることを意識すると思います。
3. 旅程・スケジュール
海外出張においては、スケジュールの管理が非常に大切です。
現地での時間はもちろん、飛行機の時間に合わせて家/ホテルを出る時間は必ず事前に確認して欲しいです。
ただでさえ慣れない海外。想定外のことは必ず起こります。
そんな時でもスケジュールを把握して余裕を持って行動していれば、慌てずじっくり対策を考えられます。
行きの飛行機に乗り遅れることだけは本当に注意してください!!
(同僚がやってしまいました・・・結局数十万円の当日チケットを買って行きました。)
4. 出張で達成したい目的
海外出張する際、当然目的があるものと思います。
と言うよりも、かなりの費用がかかる海外出張、投資すべき大きな目的があり、確実な成果が求められると思います。
初めての海外出張では大変なことも多いですが、目的を達成する準備は怠らないようにしなければなりません。
私は普段使うノートに事前にチェックリストを作成していき、常にそれを確認するようにしています。
ノートでも携帯のメモでもなんでもいいので、出発前にまとめて準備しておくことをお勧めします!
5. 航空券
スケジュールの一部とも言えますが、航空券の取得は海外出張基本準備の一つですね。
価格はもちろん重要なのですが、他にも様々なポイントがあります。
出発時間と到着時間
特に長距離の海外出張で時差への対応は欠かせません。
航空券を選ぶにあたって、人によって好みが二つに分かれます。
1. できるだけ起きたままのフライト
2. できるだけ寝るフライト
私は1が好きです。
これは、例えば日本をAM11:00に出て、現地にPM15:50に到着するJAL043便のようなものです。
この場合のメリットは「無理に飛行機の中で寝る必要がない」という点です。
長距離の海外出張もエコノミークラスで、という企業も多いと思います。
エコノミークラスでゆっくり寝るのは中々難しいです。
そこで、飛行機の中の睡眠を取らなくても大丈夫な時間のフライトが選択肢になってきます。
このようなフライトの場合、飛行機ではなるべく起きて仕事、読書、また映画鑑賞で時間を使います。
夕方に飛行機が到着すると、おそらくホテルに着く頃には夕食の時間になっていると思います。
食事をとり、シャワーを浴びたりしていると、ちょうど寝るにはいい時間になります。
ここまで睡眠をあまり取っていないので、ぐっすり眠れるはずです。
デメリットは、「どこかで寝てしまうと時差に馴染めない恐れがある」ということです。
夜になってベッドに向かっても眠れない、ということになりますと確実に翌日に響きます!
また、日本・出張先両方のデイタイムを移動で使ってしまうのもデメリットと言えますね。
一方の2の最大のメリットは、夜を移動に使えるという点です。
飛行機の中でバッチリ寝れる自身がある方は、寝ていれば着く夜便がおすすめです。
例えば日本をAM00:50に出て、現地にAM06:00に到着するANA203便のようなフライトですね。
しっかり機内で睡眠をとることができれば到着早々バリバリ働くことができます!
デメリットは当然、寝れなかった場合移動後に不眠不休で仕事に挑まなければならない点です。
今回はヨーロッパ便を例に出しましたが、アメリカ便は出発時間より前の時間に着くパターンです。
例えば、成田ーニューヨークのANA010便はPM16:50に出て13時間近く飛行した後、現地PM16:35に到着します。
この場合、日本の朝からずっと起きていると30時間くらいしっかりした睡眠を取らない事になります。
アメリカ便の場合は出発前から体調を整えながら、機内マネジメントをしなければなりませんね。
到着時間を基準に、ついた後何時間起きていなければならないかを考えてチケットを取れば時差ボケ対策の準備は大丈夫と思います!
アライアンス
日本から出張する場合、日本の航空会社が基本的な選択になると思います。
そうなるとJAL(日本航空)かANA(全日空)になりますね。
しかし、直前の予約になればなるほど日本の航空会社のチケットは高くなります。
また予算に限りのあるケースも多いでしょうから、日本以外の航空会社を選択することもあると思います。
もちろん金額は最優先事項かと思うのですが、海外出張が多くなりそうな方は、アライアンスを意識すると長期的に見てメリットが出て来る可能性があります。
アライアンスは日本語で言うところの「企業の提携」や「同盟」、といったイメージですね。
それは、「上級会員」というシステムです。
簡単にいうと、「自社もしくは提携先の飛行機を頻繁に使ってくれるお得意様」を優遇してくれるシステムです。
VIPというと想像しやすいかもしれませんね。
現在、航空各社はそれぞれ独自のマイレージプログラムを持っています。
「飛行機を利用すると〇〇マイル貯まる!」っていうあれですね。
このプログラムの中に、上級会員の仕組みがあります。
JAL: JMB FOPプログラム https://www.jal.co.jp/jalmile/flyon/guide.html
ANA: プレミアムメンバーサービス https://www.ana.co.jp/amc/reference/premium/
この2社のどちらか、海外航空会社を利用する場合はそれぞれが所属するアライアンスであるワンワールドまたはスターアライアンスどちらかを集中的に使う事によって、ポイントを貯めやすくなります。
*ちなみに、世界にはスカイチームというアライアンスもあります。日系は入っていませんがお隣韓国のKorean Airが加盟しています。
日系航空会社では1−12月の間に50,000ポイントを貯めるとこの上級会員になれます。
年に数回も海外出張するようになると、以下のような特典が本当にありがたくなります。
- 優先チェックイン(特に海外空港で威力発揮。長い列に並ばず済みます。)
- ラウンジの利用(リラックスできる空間で仕事も捗ります。)
- 預け荷物優先返却(早くホテルや目的地に着きたいですよね。)
海外出張が増えそうな方、是非とも上級会員狙って下さい!
6. ホテル
国内出張を想像すると、ビジネスホテルが思い浮かびませんか?
このご時世、出張で宿泊するホテルの金額も限られていると思います。
私も国内出張の際は郊外のホテルやカプセルホテルなど、なるべく安いホテルを選んでいました。
しかし、海外出張となると話が変わってきます。
前述しましたが、重要なのは「出張の目的を確実に達成する」事です。
となると、「安全」「空港や目的地からのアクセス」などの優先順位が上がります。
もちろん価格は安いに越したことはありません。
しかし、そこにこだわりすぎて危険な目にあったり、移動が大変で疲れてしまっては本末転倒です。
(海外の土地での移動は、思ったより疲れるものです。緊張しているんでしょうね。)
ちなみに、産労総合研究所による「2015年度 国内・海外出張旅費に関する調査」の情報によると、
北米で部長クラス16,008円、一般社員14,042円,東南アジアで部長クラス14,501円、一般社員12,735円
だそうです。確かに、私もこのくらいかなと思います。
ちなみにヨーロッパでも同じくらいの金額、アフリカではセキュリティの安心度を優先して少し高めのホテルに泊まりました。
ケニアに行った際、一泊8,000円程度のホテルをホームページで発見してホームページなどではいい感じだったのですが、実際に行ってみると大通りの裏手の治安がよろしくない場所にひっそりある感じだったことがあります。
値段が全てではありませんが、やはり安心はお金で買える部分もあるのかなと個人的には思います。
もしあなたの周りに同じ場所に出張した方がいる場合、ホテルの話も聞いてみるのがオススメです。
経験に勝るものなしです。
以上が、海外出張前 基本準備でした。
続いては、持ち物について一つずつコメントしていきます!
海外出張前 持ち物の詳細
パスケースの中
海外出張の際、出発時の空港に到着してから帰国するまでパスポートは常に持っていることになります。
私は空港では胸ポケットに入れていたり、ズボンのポケットに入れたり、パスポート用のケースに入れたりしていましたが、
友人から「二つ折りのパスケース」をプレゼントされてからはその便利さから愛用しています。
牛革パスポートケース ブラウン
↑例えばこんなやつです。
メリットは目的地に到着するまでに必要最低限のものを入れておけることです。
中身についてはこれからコメントしていきます。
1. パスポート
海外出張の準備では基本中の基本ですね。
絶対に忘れないよう、何度も確認してくださいね!
2. お金
家から空港までの交通費、必要であれば現地空港からホテルや会社までの交通費ですね。
加えて空港での食事や手土産を購入される方はその分を入れて下さい。
金額ですが、私は日本円1万円程度、現地通貨1万円分程度、アメリカドルを100ドル持っています。
最初はもう少し持っていたのですが、何度も出張するうちにこのくらいに落ち着きました。
現地通貨は海外キャッシングで現地で引き出し帰国後すぐの返却が簡単でレートもいいのですが、
到着した現地空港でそれができない可能性もあります。
ですので、最低でもタクシーに乗ってホテルに行けるくらいの金額として1万円程度になりました。
ただ、目的地によってはもう少し必要な可能性もあるので、できれば現地社員や経験者に確認することをお勧めします。
また、USDは万が一に備える意味で常に持っています。
現地ではケースから出して服のポケットや国によっては靴の中等に忍ばせています。
もしトラブルに巻き込まれて財布やカバンを取られても100ドルあれば何かはできる、というお守り的なものです。
やっぱり世界中の基本はまだまだアメリカドルです。
幸いこれまで必要になったことはありませんが、今これを読んでくださっている皆様にも是非ご一考いただけたらと思います。
3. 航空券eチケットのコピー
日系のJALやANAを使用するぶんにはパスポートだけで大丈夫なケースがほとんどです。
私はオンラインチェックインをしていくのですが、ここ数年はパスポートだけで問題になったことはありません。
しかし、海外の空港や航空会社では、“紙の”eチケットの提示を求められることが稀にあります。
「え?eチケットなのに紙なの?」という疑問を持たずにはいられませんが、念のためパスケースに一つ入れておいて下さい。
4. 旅程表のコピー
海外の入国審査では、滞在予定はほぼ確実に聞かれます。
「トランジットで来たの?この国に滞在するの?」
「仕事?観光?」
「どこに泊まるの?」
「いつまでいるの?」
「何しに来たの?」
という感じの質問ですね。
海外出張をする方はある程度現地語か英語ができるとは想像しますが、それでも長旅の後、緊張もあり上手く話せないことがあります。
私も仕事が基本英語のため苦手ではないのですが、初めてアイルランドに出張した際には本場の発音に戸惑い、滞在予定を上手く伝えられず入国審査に結構戸惑ってしまいました。
そんな時、手元に旅程表があれば最悪それを見せれば大丈夫です。
特にホテルの名前なんて覚えるのが難しいですよね。
なので、上の質問に答えられるように準備しておくのが無難です。
話は少しそれますが、仕事で海外出張の場合、「観光」と言わず「仕事」としっかり答えることをお勧めします。
たまに「観光です」と言ってるよという方にお会いすることがあります。
入国審査で何かあった際、嘘をついていると取り返しのつかない状況になりかねません。
ネットで色々調べると悲しいご経験をされた方もいるようですので、入国審査は正直に答えて下さいね。
5. ホテルの予約確認のコピー
これが役立つのは、タクシーで行き先を伝える時、電車の乗り方がわからない時、ホテルのチェックインの時、です。
特に現地のタクシードライバーは英語を話せないこともしばしばあります。
そんな時ホテルの予約票にあるホテル名と住所を見せれば確実に到着できます。
注意点としては、ホテルの名前だけをいうと違うホテルに着くこともあります!!
出来るだけ住所が分かるものを準備ておくことをお勧めします。
ただ、予約票には名前など個人情報も入っていると思いますので、
ホテル名と住所だけが見える方がもっと安心かもしれません。
6. ペン
これは海外に行ったことのある方ならピンと来るかもしれませんね。
海外に入国する際は、入国カードや税関申告の書類など、ペンを使用することが多いです。
日本に帰って来る際も黄色の税関の申告書類の記入は必須です。
出来ることなら飛行機の中で記入しておいて、万全の体制で入国審査に挑みたいですよね。
ですので、ケースの中にペンを一つ入れておくことをみなさんにはお勧めしています。
私は飛行機で隣の人に「ペン貸してくれませんか?」とよく言われます。
それもコミュニケーションの一つとしてはありかな、と思いますが、持っておくに越したことはないですね。
7. クレジットカード
さて、パスケースの中の最後はクレジットカードです。
最近は日本国内でもクレジットカードがどこでも使えるようになって来ましたよね。
海外でも国によりますが、クレジットカードが便利です。
レートの面でも、セキュリティーの面でも、クレジットカードの使用をお勧めします。
現金の話を先ほどしましたが、カードが使えれば現金が足りなくても大丈夫です。
タクシーもカードが使える国が多いように感じています。
この話をしていると、“スキミング”は大丈夫なの?と心配される方が多いです。
結論から言うと、「リスクあり」です。
幸いにも私は被害にあったことはありませんが、同僚に聞いてみると身に覚えのない請求を経験している方も数人いました。
しかし、皆さんカード会社からの連絡があって気づいたそうで、金銭的な被害にはあっていません。
おそらくシステムが我々の行動を分析しており、何かおかしな支払いがあったら検出できるんだと思います。
ですので、絶対に安心とは言えませんが、無くしたら終わりの現金よりも、クレジットカードをお勧めします。
ちなみに海外で使用するならVISAかMasterが無難だと思います。
JCBをお持ちの方も多いと思いますが、使えないケースが多いです。
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以上がパスケースの中身でした!
次は「機内持込バッグの中」について解説します。
機内持込バッグの中
飛行機に乗る際、預け荷物と持っておくバッグに分けて準備することをお勧めします。
特に飛行機の中は劇的に乾燥しています!!!この対策は欠かせません。
長い機内、少しでも快適に過ごして現地での仕事に全力投球しましょう!
1. マスク
乾燥対策といえば言うまでもなくマスクですね。
皆さんお気に入りのマスクを持ち込んでもらえればと思うのですが、私は最近ハーブの香りがするマスクを使用しています。
いい香りでリラックス出来るんです。
もし良かったら是非試してみてください!
ほんのりハーブが香るマスク ベルガモット 3枚入 三次元マスク
2. リップクリーム
解説不要の乾燥対策マストアイテムですね!
これもあなたのお気に入りを持ち込んでいただければと思います。
強いてコメントをするとすれば、万が一落としてしまった時に転がっていかない形状のものを・・・と言うことでしょうか。
私は普通の円柱状のものを使っていますが、一度離陸上昇中に落としてしまい無残にも後方座席に転がって行ってしまったことがあります。(笑)
3. ペットボトルの水かお茶
飲み物はキャビンアテンダントの方に頼めば基本的にはいつでももらえます。
ただ、離着陸の前後、機内サービス中、就寝の時間(長距離路線では真っ暗になって睡眠を促す時間があります)などキャビンアテンダントの方も対応できないことがあるため、私は1本は持ち込むことが多いです。
一つだけ、買うタイミングには注意してください。
買うのは、最後のセキュリティチェック(国内なら出国審査)が終わってからにしてください。
私も何度かやってしまったのですが、買ってすぐの飲み物がセキュリティチェックで没収されてしまうのは非常に切ないです。
ご参考:液体物の持ち込みについて(成田空港)
また、海外でトランジットする際にもセキュリティチェックがあることが多いと思います。
その際も没収されてしまうのでご注意ください。
話がずれますが、お土産等の免税品である場合は、「トランジットする」とレジで伝えると持ち込みができる袋に入れてくれます。もちろん到着まで開封はできません。
4. アメかガム
これも乾燥対策としては基本かもしれませんね。
長距離路線では睡眠後のリフレッシュのためにも持ち込むことをお勧めします。
私は最後の食事前後に歯磨きをすることが多いですが、トイレが混んだり乱気流等で出来なかったりする場合はガムを噛んでいます。
5. ネックピロー
海外出張・旅行問わず、飛行機といえば!!的アイテムです。
首に装着して使用する、上の画像のようなものです。
これでもいいのですが、私が心からお勧めしたいアイテムがあります。
Wow-Pillow (ワウピロー) J型トラベルネックピロー
これです!!!
見ての通り、通常より1本腕が多いのが特徴なのですが、これが後頭部・顔・顎を三点で支えてくれて本当に良い睡眠につながります。
初めてこれを持ってアメリカ便に乗った際、最初は良さに気づかなかったのですが、
しっくりとくるポジションを発見した時はあまりの心地よさに驚愕しました。
テレビで世界遺産マニア鈴木亮平さんがお勧めしていたのを見て買ったのですが、
本当に買って良かったです。
ただし、一つ短所があります。
大きいんです(笑)
この大きさのせいで友人に勧めても最初はなかなか買ってくれません。。。いいものなんですよほんと。
機内持ち込みバッグの大きさには規定があるのですが、その大きさだとこのネックピローが結構な体積を独り占めしちゃいます。
なので、私は持ち運び用の留め具でカバンにつけて運んでます。
6. スリッパ
ビジネスやプレミアムエコノミーでは全員にくれるのですが、エコノミーではほとんどもらえません。
そもそも動きやすい靴で行くのが前提なのですが、靴を履いているのと脱いでいるのでは、私は圧倒的に脱いでいる方が楽です。
裸足でもいいのですが、機内って土足ですし思ったより汚れています。
ですので、本当に安いものでいいですので機内で履き替えられるものを持ち込むことをお勧めします。
7. 歯ブラシ
上に書きましたが、私は機内で歯磨きをします。
長距離路線では睡眠をすることが多く、私はその前後に歯磨きをします。
スッキリできるのでお勧めですよ。
最近は頼めばもらえることも多いですが、外国の歯ブラシは合わないことが多く私は持ち込むようにしています。
毛束の部分が異様に大きくて密度が低かったりするんですよね。
注意点としては、歯磨き粉は液体物に当たるため、密封できるように準備していてください。
私はコンビニ等で売っているトラベルパックのようなものを使っていますが、それで止められたことはありません。
8. タオル
特にコメントも必要なさそうですが、タオルです。
私が特に持ってて良かった、と思ったのは離陸後1時間くらいにコーヒーをこぼしてしまった時です(笑)
9. 充電セット
最近はUSBの口や電源を備える飛行機も多くなってきました。
現地に着いてからも目的地に着くまで携帯電話は使える状態にしておく方が何かと安心かと思いますので、ぜひ充電のための一式はポーチにでも忍ばせることをお勧めします。
- アダプタ
- ケーブル(長くても1m程度あればいいと思います。)
- モバイルバッテリ
10. パソコン
海外出張に限らず、仕事は準備が重要であることは間違いありません。
移動中も有効に時間を使えます。
パソコンは仕事に必須であると思います。
精密機器でもありますので、預け荷物には入れないことをお勧めします。
預け荷物はなくなる恐れもあります!
11. ノイズキャンセルヘッドフォン
これは必須ではありません。
飛行機にはイヤホンやヘッドフォンは付いていることがほとんどですから、なくても困りません。
私がこれをここに入れたのは、その快適性からです。
飛行機の中は思ったよりエンジン音がうるさいです。
長距離路線の楽しみの一つである映画鑑賞も、エンジン音が大きいため結構音量をあげないといけません。
こんな話をしていたら同僚に「ノイズキャンセルヘッドフォン使ってるよ!」と言われて試しに使ってみたところすごい消音効果でした!
エンジン音がほとんど聞こえなくなります!
映画鑑賞も気持ちよくできました。
安い買い物ではありませんが、何度も海外出張に行くような方は是非ご検討ください。
本当に驚きますよ。
電車通勤なんかにも使えますよ!
注意点は、QuietConfort30はワイヤレスですが、ほとんどの飛行機では使えないことです。
また、日系のボーイング777は飛行機のイヤホンの穴が2つなので、コネクタなしだと片方しか聞こえません。
ANAのボーイング787は一つ穴なのでそのまま聞けました。
わからない場合は変換コネクタを持って行くのがいいかもしれませんね。
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いかがでしたでしょうか?
機内ではいかに乾燥と戦いながら快適に過ごすかが仕事のパフォーマンスを考えると重要です。
ご紹介した持ち物で快適な機内になることを祈ります。
スーツケースの中
スーツケースの中身は主に到着後に使うアイテムですね。
スーツケースの中は意外とごちゃごちゃするので、安いものでいいので小分けの収納アイテムを使うことをお勧めします。
↑これは私が一番長く使っているものです。
アレンジケースやインナーケース、などのキーワードで検索すると出てくると思います。
私も何種類か使いましたが、強度等に差はありますが、大体のものは使えました。
1. スーツ
最近は日本もカジュアル化が進んでいますが、スーツでお仕事をされる方がまだまだ多いんじゃないかなと思います。
私も初めて出張した際、「海外出張ってスーツってどの程度必要なの??」という疑問がありました。
現在の1−2週間の出張では、ジャケット1−2着、パンツ3−4着にしています。
お勧めはセットアップを1セット、そのジャケットに合うパンツを2−3着ですね。
ジャケットは結構場所を取るのでなるべく1着で行っています。
また、最近はジャケパンスタイル、ジャケットとパンツを別に仕立てるスタイルが一般化してきましたので
ジャケットを減らすためにもそうしています。
2. Yシャツ
シャツは日数分持って行くことが多いですが、長くなるとホテルのクリーニングを利用することもあります。
もちろん自分で洗濯することもできますが、なるべく仕事に集中したいので、日数分にしています。
4. 下着
下着も同じく日数分用意しています。
下着も簡単に洗濯はできるのですが、同じ理由で日数分持っていきます。
ちなみに、下着の日数とYシャツの日数は違うのでお気を付けください。
Yシャツの日数:働く日を具体的に数えた日数です。
下着の日数:簡単に言えばシャワーを浴びる回数です。
例えば日曜日に出発して翌週の日曜日に帰ってくる欧州出張のケースでは、
Yシャツ:月ー金 で5着
下着:月ー土(出発日)の計6着
ですね。現地出発前にシャワーを浴びられる方は+1となります。
何回も経験しているのですが、気づいたら足りないということがあります。
慣れるまでは面倒でもカレンダーを見ながら数えて下さいね。
5. ベルト
当たり前ですがリストですので記載しました。
これも意外と忘れがちなので気を付けて下さいね!!
6. 仕事用の革靴
これも当たり前ですが、忘れがちです。
特に荷物の整理も終盤になった頃に思い出すと、スペースがなくて大変な思いをします(笑)気分はテトリスです
靴は生では汚れや崩れもあるので、上のようなケースの使用をお勧めします。
7. ネクタイ
これも基本ですね。
日数にもよりますが2−3本を丸めてスーツケースに入れています。
国によっては必要のないこともあると思うのでご確認下さい。
8. ヘアセット用品
海外出張では文化の違う方に初めて会う機会も多いと思います。
見た目の印象というのは大切ですので、身だしなみには気を使いたいですよね。
ワックスやジェルなどは液体類のため、持ち込みに制限があります。
持ち込めないこともないのですが、セキュリティチェックなどが面倒なので私は基本的にはスーツケースに入れます。
これらはスーツケースの中でもジップロック等の密閉できる袋に入れるのが無難です。
一度理由はわかりませんが中身が出て大変なことになりました。
ヘアスプレーなんかも入れられますよ。
注意するとすれば、ガス式のヘアアイロンです。
女性に多いと思いますが、ガスボンベは持ち込みも預け入れもできません。
接続状態だと1つまでOKというケースが多いと思います。
9. 私服
仕事の後、土日、移動などで私服を使うと思います。
私服なので基本的にはなんでもいいです。
あまり豪華すぎる服は悪い意味で目立ってしまうのでよくないかもしれません。
一つだけ考えるとすれば海外出張には会社の役員等目上の方が来られるケースもあると思います。
その可能性があれば、そういった方に食事に誘われても失礼のない服装を準備しておくのがいいですね。
若かりし日の私はそれを知らず、7部丈のパンツしか持って行かなかったことがあり、あとで上司に陰で注意されました。
今時私服がどうこうという人も少ないとは思いますが、マナーですね。
また、東アジアやアフリカなど蚊からの感染のリスクがある場合は長袖長ズボンなどを考慮する方がいいですね。
10. 変換プラグ
こちらも基本ですが、海外はコンセントの形状が違うこともあるため、日本のプラグはそのままではささりません。
形状は国によって違います。初めての海外出張の際は「どれを買ったらいいの!?」状態だと思います。
以下のような際に電源が必要なため、変換プラグは2−3個必要になると思います。
- パソコンの充電
- 携帯の充電
- 髭剃り
- ヘアアイロン
- カメラの充電
私の経験からメジャーどころを紹介します。
アメリカ:日本と同じA型
ヨーロッパ:C型
イギリス:BF型
中東:C型かBF型
インド:B型
上の国以外については、以下のページがよくまとまっていて分かりやすかったです。
海外のコンセント・電源 一覧表
変な裏技として、C型のプラグをBF型コンセントに挿すということもしたことがあります。
フランス出張中に急遽イギリス出張が入った際の出来事でした・・・
皆様はお気をつけください。
「変圧器は必要?」という方にお答えします。
最近の電子機器なら大体大丈夫です。
ほとんどの国は100−240V対応であれば問題ありません。
↑このように充電器のプラグ等に対応電圧や周波数が書いてありますので、そこをご確認下さい。
周波数は気にしなくても大丈夫です。
留学していた際、前に部屋に住んでいた方が日本のホットプレートを置いて行っていたので何も考えずに使用したところ、鉄板が真っ赤になって危険な思いをしたことがあります!!
原因は100Vにしか対応していなかったせいです。
海外で使われる想定をしていない電化製品もまだまだあるので、絶対に確認して下さいね。
11. テーブルタップ
上で触れたように、ホテル滞在時には電源が必要になることが多いです。
しかし、ホテルで使えるコンセントの数は限られていることが多く、洗面台にあるドライヤー用のコンセントからパソコンを充電することもありました。
そこで最近の海外出張時にはコンセントをいくつかに分けられるものを持参しています。
私は100円ショップで購入した下の写真のようなものを使っていました。
しかし、よくよく本体を見てみると「15A125V」って書いてあるんですよね・・・
確かに使用中に熱くなってるなとは思っていたのですが、運よく事故にならなかっただけで危ないことをしていたんだと気付きました。
ですので、テーブルタップを持って行く時には海外の電圧に対応しているかどうか要確認です!
それさえ気をつければ本当に便利なので、オススメアイテムです。
↓調べたらコンパクトでお手頃価格なものがありました。
サンワサプライ 電源プラグ 高電圧対応の海外用 3個口
12. 日本の薬
しつこいですが、海外出張は体調管理が重要です!
時差、気候の変化、ベッド、空調、食べ物、水、緊張、など・・・体調を乱す要素は満載です。
私が持参しているのは以下の薬です。
- 痛み止め
- 整腸薬
- 目薬
- 喉の薬
もちろん現地でも手に入るのですが、薬が欲しい時に薬局に行けるとは限りません。
スーツケースではなく機内持ち込みでもいいと思いますが、どちらにせよ持って行くことをお勧めします。
私はインドに長期出張した際、お腹を壊したことがあります。
お腹を壊したと言っても軽いものではなく、5分毎に上から下から・・・ポカリスエット的なものだけでなんとか生きながらえていました。
その時、日本の薬を飲んだのですが効果がなかったのですが、インドの同僚が買ってきてくれた現地の薬を飲むと一発で治ったんです。
反対に、同僚は現地の薬がダメで、日本の薬で治ったそうです。
薬だけのせいではありませんが、人によりけりですのでお気を付け下さい。
13. 現地のガイドブック
ガイドブックというと旅行のイメージもありますが、海外出張時も大変役立ちます。
地図、レストラン、スーパー、現地の文化など、持っていて損はありません。
レストランなどは現地社員と一緒に見ながら評判を聞いたりお勧めメニューを聞いたりと、いいアイテムになります。
機内持ち込みでもいいのですが、実際機内であまり開くこともないのでスーツケースに入れております。
長くなりましたが、最後まで読んで下さり誠にありがとうございました。
海外出張の準備・持ち物はいかがでしたでしょうか。
あなたの海外出張の成功を心よりお祈り致します。