【失敗談あり】初めての海外出張で失敗しない！絶対に押さえる10の準備と注意点

初めての海外出張！押さえておきたい10のこと

初めての海外出張で一番大事なのは“準備と心構え”です。
私も10数年前の初出張からこれまで数々の失敗を経験しました。この記事では、その経験をもとに“初めてでも安心して成果を出すための10のポイント”を紹介します。

海外出張は「行ってみなければわからない！」という出たとこ勝負は厳禁！

しっかりと準備して望みましょう！

1. パスポートとビザは余裕をもって確認

かつてイタリア出張を計画していた上司が、別の国のVISAを取るために必要な残存期間が足りず、出張をキャンセルすることに！

「学生時代に卒業旅行に行くためにパスポート作ったから、大丈夫かな？」は怖い！
海外出張の気配がした段階で、必ず有効期限を確認しましょう！
１年以上あれば鉄板！最低でも６ヶ月以上はほしい。

必ず目的国入国の条件を確認すること！

パスポートとVISAの確認方法、こちらで解説しています！
パスポートは現物をしっかり自分の目で確認することをおすすめします。

2. 航空券は安さだけで選ばない

いい航空会社、ベストな乗り継ぎ時間なのにオトクな金額！と思って予約したチケットに預け入れ荷物が含まれていなかった！！結局スーツケース１つで６万円の追加支払いが発生・・・

航空チケット比較サイトなどで調べると、すべて見きれないくらいの数が提案されます。
その中には、”乗り継ぎ時間が１２時間”、”トラブルに弱いLCC”、”キャンセル・変更ができないチケット”など、初めての海外出張には向かないチケットが大量に含まれている可能性が高いです！

必ずチケットの条件と旅程を確認すること！

初めての海外出張、慣れてきた海外出張、場合によって条件が違うはず。目的が達成できるよう、最適なチケットを取る方法をこちらで解説しています！
初めての海外出張では、とにかく“安心第一”でチケットを選ぶのがおすすめです。

3. ホテル選びは立地優先

初めてのケニア出張でのこと。インターネットでホテルを検索。「ここ安いし、内装もきれいでバッチリ！」と思い予約したところ、実は利便性が悪くしかも危険な地域であることが発覚・・・
現地社員に安全安心なホテルを予約してもらったものの、ヒヤリとする経験でした。

初めてのドイツ・フランクフルト出張。「フランクフルト中央駅から徒歩３分、価格も安い！」という理由で選んだホテルが、常に混雑していて車が入りにくい、しかもあまり治安のよろしくない場所。送迎をしてくれた現地駐在員に迷惑をかけることに・・・

相当行き慣れている土地以外、ホテル選びに土地勘というものは働きません。
しかも、「XXX（都市名）ホテル」でGoogle検索しても、出てくるのは旅行代理店のサイトばかり！！（実体験）
だいたい「駅チカがオススメ！」ということが書いてあり、それだけを信じるとこのような失敗になりかねません。

現地駐在員・パートナー・出張経験者に、「どこのホテルがいいですか？」と聞くこと！

一番いいのは現地で働いている方に聞くこと。海外出張先にはほぼ必ず会う人がいると思いますので、その人に確認するのが一番です！
ホテルの選び方などについてはこちらで解説しています。

4. 出張規定と経費ルールを把握

ドイツ出張、毎日ホテルの朝食。２５ユーロ（約4,300円）を５日分経費申請したところ、経理より「朝食は１０ユーロ（約１,700円）までですよ」と連絡・・・なんと約13,000円分の自腹に！！

朝食をしっかり取ることは、よい一日のスタートを切ることはもちろん、時差ボケ対策にも有効。
しかし、ホテルの朝食はたいてい高い！

まずは会社の経費規定を確認する。そのうえでしっかり朝食を取る方法を確認しておくこと！

ホテルの近くに朝食を取れるところがない、出発が早く時間がない、など場合によっては、経費規定を超えてでもホテルで朝食を取ることも選択肢に入ります。
最も重要なのは出張の目的を達成することです！そのためであれば、事前に社内調整をしておきましょう。

5. 保険と緊急連絡先を準備

先輩が海外出張中に体調を崩して入院！！

パリでシャルル・ド・ゴール空港について飛行機を降りた直後にスマホ紛失。会社の人の連絡先がわからない！

海外出張で自分にかかるストレスは想像を超えます。大丈夫と思っていても、多くの人が何らかの体調不良になるところを見ています。
また、すべてをスマホに記録している場合、それがなくなったら・・・自分のケースはなんとか見つかって良かったですが、とんでもないことになるところでした。

体調が崩れた際、保険はどう使えるのかをしっかり確認しておくこと！

緊急に備え、できれば紙の連絡先一覧を持っていると安心！

緊急連絡先などの持ち物準備については、こちらで解説しています！
使わないことが何よりですが、慣れないうちは確実に準備しておくことをおすすめします。

6. 必須の仕事道具は予備を持つ

サウジアラビア出張。パソコンの電源を持っていくのを忘れバッテリー切れ！

ベルリン出張時に預け入れ荷物紛失。当日は移動時に着ていた私服で仕事をすることに・・・！

当時はパソコンの電源ケーブルはメーカによって異なり、なんとか現地のメディアマーケットのようなところで使えるものを緊急購入できました。もしパソコンが破損・紛失していたら・・・と考える良い勉強になりました。今はUSB-Cが普及して、安心ですね。
海外ではLost Baggage（ロストバゲージ）と呼ばれる、スーツケースが目的地に来ないことは日常茶飯事・・・

必須のものは必ず予備を準備。データは他の方もアクセスできるクラウドに保存することや、物理的にUSBメモリなどに保存してバックアップをしておくこと！

ロストバゲージしてしまっても1日はなんとかなるよう、必要なものは機内持ち込み荷物にしておくこと！

これは本当に大切な学びです。
ロストバゲージや持ち物の紛失をしても焦らずに。しっかり準備をしていればなんとかなるものです。

7. 現地SIM・通信環境を確保

初めての海外出張。通信手段を確保しておらず現地社員との長い車移動中にメールやメッセージの確認ができず、ホテルでのメールチェックと対応で寝不足に・・・

当時はキャリアが提供する海外通信し放題のサービスも高額で選択肢に入らず・・・
インターネットがあれば何でも便利だからこそ、それがない海外では通信環境の確保が必須！

社内規定を確認！キャリアのサービス、レンタルWi-Fi、現地SIMカードなどの通信手段を確保すること！

日本で全て準備していって、現地に到着した瞬間から使用できるようにしておくのがベスト！

8. 服装と文化の違いに注意

日本のクールビズの感覚で、ノージャケット・ノーネクタイで現地訪問。しかし、マネージャー扱いの自分はジャケットとネクタイをきっちりしておくべきと現地社員から注意・・・

フランスに出張。仕事はビジネスカジュアルで良かったものの、夜のパーティにはきっちりとしたドレスコードあり。浮いた格好でパーティに参加するはめに・・・

自分の立場、相手の立場、時と場合により求められる服装は異なるもの。
日本の基準で考えていると、文化の違いからトラブルに発展してしまうリスクも。

現地社員に必ず確認すること！はっきりしない場合、フォーマルは必ず１セット準備すること！

相手の文化を尊重することは、グローバルビジネスの中でもかなり優先順位の高いことです。
しっかり事前確認し、どんな海外出張でも日本を代表して参加していることを意識しましょう！

9. 時差ボケ・体調管理を軽視しない

時差ボケで一睡もできずにユーザにプレゼンを実施。結果は散々・・・

体調を崩して予定をキャンセル。ホテルに缶詰状態に・・・

繰り返しになりますが、海外出張は心身ともにとってもハード。体調管理を最優先にしましょう。
個人差がありますが、時差ボケは特に体調を崩しやすい要因。特に東に向かう出張（日本→アメリカなど）は要注意！

フライトの予約時から、時差ボケ対策を考えること！こまめな水分補給、食事タイミングをきっちりすること！

日本の常備薬は必ず持参すること！

体調によっても時差ボケが出ることと出ないことがあります。
薬などの必須な持ち物については、こちらで解説しています！
体調管理は最優先。しっかり準備をしていきましょうね。

10. 出張の目的を常に意識する

過密スケジュールをこなすことで精一杯。現地の人とミーティングはしたものの、上司の期待に応えるだけの成果をだせず・・・

初出張どころか、初海外の先輩が、観光気分で現地社員や現地パートナーに誘われるがままに夕食でお酒を飲み、翌日の予定に悪影響が出て目的を達成できず・・・

異国文化を体験することも大切な海外出張の目的の一つですが、それを重視するあまり本来の目的を達成するためのアクションが疎かになっては本末転倒。

目的の達成が常に第一。何を達成すべきかのリストを常に確認して、仕事をすること！

リスト等の準備については、こちらで解説しています！
海外出張ははっきりとした重要な成果を出すために海外出張を計画しているはず。
現地社員との交流、異文化体験はとても大切なことですが、出張の目的を常に考えて行動をして下さい！

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