
中国出張が決まると、多くの人が気になるのが「現地でいつものネットが使えるのか」という点ではないでしょうか。
特に仕事で行く場合、「連絡が取れない」「社内ツールが見られない」という状況は絶対に避けたいはずです。
私も2026年3月の上海出張前は、「VPNを入れておけば大丈夫」と軽く考えるのは危ないと感じていました。
そこで今回は、実際に上海でNordVPN・Surfshark・セカイVPNをiPadとスマホで試し、接続状況と速度を確認しました。
結論から言うと、中国出張でVPNを1本だけに賭けるのはおすすめしません。今回の上海実測では、端末によって接続可否に差が出たためです!
今回の検証では、スマホではNordVPN・Surfsharkとも接続できた一方、iPadでは差が出ました。
NordVPNは「接続中…」のまま進まない場面や接続失敗があり、Surfsharkは警告表示が出つつも接続でき、セカイVPNは比較的スムーズにつながりました。
つまり、ビジネスでネット接続の失敗が許されない状態で出張をした今回の実体験ベースで言えるのは、
「日本で何か1本だけ入れて安心する」よりも、出発前に準備したうえで複数の選択肢を持っていくほうが安心
ということです。
先に結論|今回の上海出張でわかったこと
今回の検証結果を先にまとめると、次の通りです。
- スマホではNordVPN・Surfsharkとも接続できた
- iPadではNordVPNが不安定だった
- Surfsharkは警告表示が出たが接続できた
- セカイVPNはiPadで比較的スムーズにつながった
- 速度は今回の計測では、NordVPN・Surfsharkとも実用上は十分だった
この結果から、今回の私の結論はかなりシンプルです。



中国出張で失敗したくないなら、VPNは1本だけに頼らないほうがいい。
とくに、スマホだけでなくiPadやPCも使う予定がある人、出張先で連絡や確認作業を止めたくない人は、メインと予備の考え方を持っておくとかなり安心です。
検証条件|2026年3月の上海でiPadとスマホをテスト
今回の確認条件は以下です。
- 検証日:2026年3月
- 場所:中国・上海
- 端末:iPad、スマホ
- 試したVPN:NordVPN、Surfshark、セカイVPN
- 記録:スクリーンショット、スピードテスト結果あり
ここで大事なのは、この記事は「2026年3月の上海で、私の端末と回線環境ではどうだったか」をそのまま記録した記事だというとです。
中国の通信環境やVPN事情は変わることがありますし、端末や接続先の相性もあります。
その前提のうえで、机上の比較ではなく、現地で実際にどうだったかを見せることに意味があると思っています。
スマホではどうだった?NordVPN・Surfsharkはどちらも接続できた
まずスマホでは、NordVPN・Surfsharkとも接続を確認できました。
この点だけ見ると、スマホ中心で使う人はNordVPNかSurfsharkのどちらかを入れておく価値は十分あると感じました。
Surfsharkでは、日本サーバーへの接続も確認できました。
少なくとも今回の上海滞在中は、スマホでは「つながらなくて何もできない」という状態にはなりませんでした。


NordVPNもスマホではスムーズな接続を確認できました。
スマホ用途では有力候補だと感じました。


ここだけを見ると、「じゃあ1本でいいのでは?」と思うかもしれません。
ただ、今回のポイントはそこではありません。
問題は、iPadで差が出たことでした。



スマホのテストにセカイVPNがないのは、セカイVPNが私の使用しているAndroidスマホ用のアプリが無いためです!
iPadでは一番スムーズな接続だっただけに・・・残念!
今回試していませんが、iPhone用にはアプリもあるようです!
iPadでは落とし穴あり|VPNごとに安定性の差が出た
今回いちばん価値があったのは、iPadで試した結果です。
正直、ここでかなり印象が変わりました。
NordVPNは「接続中…」のまま進まない場面があった
iPadでNordVPNを試したところ、まず日本サーバーに対して「接続中…」のまま待ち状態が続く場面がありました。
「少し待てばつながるかもしれない」と思って見ていましたが、今回の環境ではそのまま進まず、不安定さを感じました。


その後、「接続できませんでした。もう一度お試しください。」という表示も確認しました。
スマホでは接続できた一方で、iPadでは同じようにいかない。
この差は、出張中に端末を複数使う人にとってかなり重要です。


Surfsharkは警告表示が出たが、その後接続できた
SurfsharkをiPadで試した際には、まず
「ネットワークが制限されているため、接続できる場所が少なくなります」
という警告表示が出ました。
正直、この表示を見たときは少し身構えました。
何度か接続に失敗しましたが、最終的には日本サーバーへの接続を確認できました。


つまり、今回の私の使い方・環境では、Surfsharkは
「何の表示もなくスムーズ」ではないが、警告が出ても最終的には接続出来た。そのため選択肢として機能した
という整理がしっくりきます。
セカイVPNはスムーズだった
今回、いちばん「保険としてありだな」と感じたのがセカイVPNでした。
iPadで接続したところ、少なくとも今回の環境では、たいへんスムーズに接続できました。


NordVPNやSurfsharkのような有名VPNだけでなく、こうした別の選択肢を持っておく意味を感じたのは、まさにこの結果があったからです。



セカイVPNはAndroidスマホアプリがないことから自分としては優先順位が低いですが、上の画像のように、シンプルでわかりやすいインターフェースでスムーズに接続でき、印象はとても良かったです。
だから今回の結論は「1本を選ぶ」ではなく「複数持っていく」
今回の実体験を通じて、私の考えはかなりはっきりしました。
中国出張で仕事を止めたくないなら、VPNは1本だけに賭けないほうがいいです。
もちろん、出発前にインストールやログイン、最低限の設定を済ませておくことは大前提です。
ただ、それだけで「これで安心」と考えるより、複数の選択肢を持っていくほうが現実的でした。
理由はシンプルです。
- スマホではつながるのに、iPadではうまくいかない。
- あるVPNではうまくいかなくても、別のVPNでは通る。
中国のネット環境は、こうした差が出ても不思議ではないと感じたからです。
今回の結果をうけて、私なら皆さんにはこう勧めます。
- スマホ中心のメイン候補として NordVPN か Surfshark
- iPadやPCも使う人の保険候補として セカイVPN
- そして、出発前に最低限の設定だけは済ませておく



正直なところ、生成AIに聞いたり、いろいろな「VPNおすすめランキング」記事を見たりして検討をしました。
しかし、今回の結果や中国の変わりやすい規制状況などを考えると、この考え方が実践的でリスク管理が出来るのではないかと結論づけました。
速度はどうだった?今回のスピードテスト結果
「つながっても遅すぎたら意味がない」と思う方も多いはずです。
そこで、今回の上海滞在中に速度も確認しました。
今回の記録は以下の通りです。
今回の上海での計測では、NordVPNがダウンロード速度で最速、Surfsharkはレイテンシが最も低いという結果でした。 いずれも、少なくとも今回の環境では実用上は十分な水準です。
VPNなし
(グローバルWiFi)
ダウンロード:8.50Mbps
レイテンシ:202ms
NordVPN
ダウンロード:14.36Mbps
レイテンシ:164ms
Surfshark
(スマホ)
ダウンロード:10.54Mbps
レイテンシ:155ms
※2026年3月・上海での実測値です。通信速度や安定性は、利用端末・場所・時間帯・回線状況によって変動します。


今回の計測だけで一般化はできませんが、少なくともこのときは、NordVPN・Surfsharkとも実用上は十分な速度が出ていました。
LINEのやり取り、Web閲覧、軽い確認作業をするうえで、「使い物にならない」という印象はありませんでした。
ここも大事なのは、「どれが最速か」を決めることより、
“つながる選択肢を複数持ったうえで、実用速度が出るものを押さえておく”
という考え方だと思います。
接続するのは現地でも・・・日本で設定だけは済ませておきたい
今回の記事の主結論は「複数持っていくこと」ですが、これは“現地でゼロから設定する”という意味ではありません。
VPNを使用する少なくとも日本にいるうちに、設定画面まで進めておくのがおすすめです。
実際、私も出発前にiPadで設定を進めています。
基本的にはアプリの指示通りに進めるだけで全く困りませんでした!
以下はセカイVPNの例です







今回の結論はあくまで「1本に絞らない」ですが、
その前提として、日本で最低限の準備をしておくことは外せません。
どんな人にどの持ち方が向いているか
今回の結果を踏まえると、ざっくり次のように考えると分かりやすいです。
スマホだけで何とかするつもりの人
NordVPNかSurfsharkのどちらかをまず候補にしてよいと思います。
今回の検証では、スマホではどちらも接続できました。
iPadやPCも使う人
1本だけに頼らず、別サービスも保険候補として持っていくほうが安心です。
今回の私なら、セカイVPNをその候補に入れます。
仕事で「つながらない」が致命傷になる人
メインVPNと保険VPNの考え方をおすすめします。
VPN料金はかかりますが、現地で仕事が止まるリスクやストレスに比べれば安いと感じる人は多いはずです。
まとめ|中国出張で大事なのは「最強VPN探し」より「1本に賭けないこと」
今回の上海出張で実際に試して感じたのは、
中国出張のVPN対策は、“どれが最強か”を決めることより、“1本に賭けないこと”のほうが大事
ということでした。
スマホではNordVPN・Surfsharkとも接続できました。しかしAndroidにはセカイVPNアプリがない。
一方で、iPadでは差が出ました。
NordVPNは不安定な場面があり、Surfsharkは警告が出つつも接続でき、セカイVPNは比較的スムーズでした。
この結果から、私ならこう準備します。
- メイン候補として NordVPN か Surfshark を持つ
- iPadやPCも使うなら セカイVPN も保険候補にする
- 出発前にアプリのインストールと最低限の設定は済ませておく
中国出張でネット不安を減らしたい方は、
「評判の良い1本を信じる」より、使える選択肢を複数持っていくという考え方で準備してみてください。









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